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「この歯はもう抜くしかありません」。そう告げられた瞬間、多くの方が頭に浮かべるのは「本当に?」という強い疑問です。抜歯 と言われた セカンドオピニオンという検索にたどりついたあなたも、同じ不安を抱えているはずです。
結論からお伝えすると、「抜歯」と診断された歯の一部は、条件次第で残せる可能性があります。ただし、それは奇跡ではなく、診断の精度・設備・治療方針によって結果が変わる、きわめて現実的な話です。一方で、どんなに頑張っても抜かざるを得ないケースがあることも事実です。
この記事では、なぜ抜歯と診断されるのか、その歯が本当に残せる可能性はどのくらいあるのかを、歯科医療の実情とデータに基づいて整理します。また、セカンドオピニオンを受けるタイミングや質問リスト、歯を残す治療(根管治療・外科的歯内療法・予防歯科)の考え方まで、段階的に解説します。読み終えるころには、「自分はどう動くべきか」を具体的にイメージできるはずです。
最初に押さえてほしいのは、「抜歯」という診断そのものが、必ずしも客観的な絶対基準ではないという点です。歯科医が抜歯を判断する背景には、歯の状態・全身状態・医院の設備・得意分野・保険制度といった複数の要素が絡み合っています。同じレントゲン写真を見ても、別の歯科医なら「まだ残せる」と考えることは、決して珍しくありません。
抜歯が検討される代表的なケースは、①歯根破折(歯の根が割れている)、②重度の虫歯で健康な歯質がほとんど残っていない、③根の先に大きな膿の袋ができている、④重度の歯周病で歯を支える骨が大きく失われている、の4つです。ただし、これらにも実は一定の「グラデーション」があり、境界線上の症例では歯を残すための専門治療が選択肢になります。
特に日本では、保険診療の制約上、時間とコストをかけた精密治療が難しいことから、早い段階で抜歯を提案せざるを得ない構造があります。前田一義氏が紹介するスウェーデンのデータでは、日本人の80歳の残存歯数は平均14.3本に対し、スウェーデンは20.7本とされています。これは単に国民性の違いではなく、「できるだけ歯を残す」ことを前提にしたシステムかどうかの差でもあります。
本当にどうにもならない歯は、レントゲンでも臨床所見でも明らかな「縦の破折」や、歯根の周囲360度で骨が失われているような状態です。それに対して、虫歯や根の病気が原因の場合、ラバーダムやマイクロスコープを用いた精密根管治療・外科的歯内療法といった高度な手法によって、まだ機能させられる余地が残っていることがあります。どちらに近いのかを見極めるためにも、早い段階での精査が重要になります。
抜歯と言われたとき、多くの方がショックのあまり思考が止まってしまいます。その場で「じゃあお願いします」と返事してしまう気持ちはよく分かりますが、一度抜いた歯は二度と戻りません。インプラントや入れ歯、ブリッジで機能を補うことはできても、天然歯とまったく同じにはならないからです。
歯を失うことは、見た目や咀嚼だけの問題ではありません。前田氏のまとめによれば、歯周病や歯の喪失は認知症・心疾患・糖尿病・誤嚥性肺炎など全身疾患のリスクを高めることが分かっています。特に奥歯を失うと、脳への刺激が減り認知症リスクが上がるという報告もあります。つまり、一本の歯を守ることは全身の健康寿命を守ることにも直結するのです。
だからこそ、抜歯の提案を受けたら、原則として「今日は決めません」「少し考えさせてください」と一言伝えるのがおすすめです。そのうえで、レントゲンや説明資料をコピーしてもらい、後日落ち着いて見直したり、セカンドオピニオン用の資料として活用すると、後悔の少ない選択につながりやすくなります。
本当に緊急性が高いのは、強い痛みや顔の腫れ、発熱を伴う重篤な感染症のときです。それ以外の多くのケースでは、数日〜数週間待っても予後が大きく変わらないことも少なくありません。「今日決めないと手遅れになるのでは」という不安が強いときこそ、症状と緊急度を別の歯科医にも確認してもらう価値があります。
世界的に見ると、歯科医療は「削って詰める」「悪くなったら抜く」時代から、「いかに歯を残し続けるか」という予防・保存中心の考え方へ大きく舵を切っています。スウェーデンでは国家レベルで予防歯科が整えられ、12歳児のDMFT指数(虫歯経験歯数)は0.7とされています。一方、日本は依然として根管治療の再発率や抜歯率が高く、治療の精度と予防体制の遅れが課題とされてきました。
ウェルネスデンタルクリニック(旧:前田歯科医院)でも「Save the Teeth(歯を残す)」をコンセプトに掲げ、2013年以降1,000本以上の歯を保存する根管治療に取り組んでいます。これは特殊な例ではなく、ラバーダム・マイクロスコープ・滅菌環境を前提とした世界標準の治療が広がれば、日本全体で「抜歯しかない」と言われる症例の一部を救える可能性があることを示しています。
また、予防歯科の観点では、「痛くなったら行く歯医者」から「痛くならないように通う歯医者」への転換が進んでいます。むし歯や歯周病は発症メカニズムが解明されており、食べ方・フッ素応用・プラークコントロール・定期検診という4本柱を徹底すれば、多くの抜歯はそもそも防げる疾患です。「今抜歯と言われた一歯」をどうするかと同時に、「これ以上抜歯を増やさない」視点も、ぜひ持っておいてください。
日本でも「8020運動」の成果として、80歳で20本以上の歯を保つ人はすでに半数を超えたと報告されています。これは、フッ素応用や定期検診など、スウェーデン式の予防システムを取り入れた結果です。今抜歯を勧められているとしても、残る歯の多くは予防次第で生涯使い続けることができます。セカンドオピニオンは、その第一歩と考えるとよいでしょう。
セカンドオピニオンは「今の歯医者が信用できないから行く場所」ではなく、「重大な決断をより納得して行うための相談の場」です。抜歯を含む大きな治療方針を提示されたとき、別の専門家の視点を一度挟むことで、自分にとってベストな選択肢を見極めやすくなります。
特にセカンドオピニオンをおすすめしたいのは、次のようなケースです。①抜歯の理由が「古いから」「何度か治療しているから」と曖昧、②歯を残す治療の説明がほとんどないままインプラントを勧められる、③説明の時間が短く質問しづらい雰囲気、④他の歯もまとめて複数本抜歯と言われている、などです。
一方で、重度の炎症で顔が大きく腫れている、発熱や全身倦怠感を伴うなど、命に関わるレベルの感染症が疑われる場合は、まず現在の担当医の判断を優先すべきです。そのうえで、症状が落ち着いてから改めて今後の治療方針についてセカンドオピニオンを求める流れが安全です。
多くの歯科医は、重要な治療方針について他の専門家の意見を聞くことを当然のことと捉えています。実際に、根管治療専門医や歯周病専門医への紹介を積極的に行う医院も増えています。「他の先生の意見も聞いてみたい」と正直に伝えることは、患者として当然の権利であり、礼儀を欠く行為ではありません。
セカンドオピニオンに最適なタイミングは、抜歯の予約を入れる前、あるいは予約日までにある程度余裕がある段階です。痛みや腫れがひどくて食事も眠りも妨げられている状態では、検査自体が十分に行えなかったり、患者さんの判断力も落ちやすくなります。
一度応急処置で痛みや腫れをコントロールしてから、改めて精密検査(CT・マイクロスコープによる診査など)を受けた方が、診断の精度が上がり、保存の可能性も正確に評価しやすいのが実情です。根管治療専門医の多くも、「症状が少し落ち着いてからの方が検査しやすい」と述べています。
ただし、何ヶ月も放置すると、虫歯や歯周病がさらに進行し、本来残せたはずの歯が本当に残せなくなることもあります。「痛みが落ち着いたらそのまま忘れてしまう」のではなく、できれば数週間以内に次の一歩(セカンドオピニオンの予約)を踏み出すよう意識しておきましょう。
すでに抜歯の予約日が決まっている場合でも、数日前であれば日程を変更できることが多くあります。「他院で意見を聞く時間がほしいので、少し延期したい」と事情を説明すれば、理解を示してくれる医院がほとんどです。セカンドオピニオンの結果、やはり抜歯が妥当だと分かれば、その医院に戻って治療を受ける選択も残せます。
セカンドオピニオンの目的は、「抜歯か保存か」の二択に決着をつけることだけではありません。むしろ重要なのは、①自分の歯の状態を客観的に理解できる、②今後起こりうる経過とリスクを把握できる、③複数の治療オプション(保存・抜歯・インプラント・ブリッジ・入れ歯など)を比較検討できる、という3つの価値です。
例えば、根管治療専門医院では、ラバーダム・マイクロスコープ・CTを用いた精密診断により、「今の状態で根管治療を行った場合の成功率」「外科的歯内療法や意図的再植の適応」など、かなり具体的な見通しが示されます。そのうえで、「保存を選ぶならこのくらいのコストと通院回数」「抜歯してインプラントにするならこう」といった現実的な比較が可能になります。
結果として、最初に抜歯と言われた歯を残す道を選ぶ方もいれば、「保存はできそうだが、費用や通院負担も踏まえると自分は抜歯を選ぶ」という方もいます。重要なのは、自分で理解して選んだと実感できることです。その実感があると、治療への納得感も高まり、セルフケアや定期検診へのモチベーションにも良い影響が出てきます。
セカンドオピニオンを受けたからといって、必ずそちらの医院で治療を続ける必要はありません。相談だけで終了し、その内容を踏まえて元の医院で治療を続けることも十分可能です。むしろ、主治医の説明と別の専門医の意見が一致した場合、「この先生の判断は妥当だったんだ」と安心して継続できるメリットもあります。
虫歯や以前の治療の不備が原因で「根の先に膿が溜まっているから抜歯」と言われた歯は、根管治療によって残せる可能性があります。根管治療とは、歯の中の感染した神経や細菌を取り除き、再感染しないように根管内を清掃・消毒して密閉する治療です。
ウェルネスデンタルクリニックでは、この根管治療を世界標準の条件(ラバーダム防湿・マイクロスコープ・クラスBオートクレーブによる滅菌)で行うことで、他院で「抜歯しかない」と言われた歯を多数保存してきました。重要なのは、単に治療を「やったかどうか」ではなく、再発を防げる条件が揃っているかです。
日本では保険診療の枠組みの中で、十分な時間と設備をかけた根管治療を提供することが難しく、再治療や抜歯につながるケースが少なくありません。そのため、自費診療として精密根管治療を行う医院が増えています。コストはかかりますが、「抜歯してインプラント」のトータル費用と比べると、自歯を残せるメリットは計り知れません。
成功率を高める鍵は、①治療中に唾液を遮断するラバーダム、②暗く細い根管内を拡大して見るマイクロスコープ、③清潔な器具と十分な治療時間の3つです。これらが欠けると、感染の取り残しや再感染が起こりやすくなり、数年後の再発・抜歯リスクが上がります。セカンドオピニオン先を探す際は、この3条件が揃っているかを事前に確認しておきましょう。
根管治療をしても根の先の病変がなかなか治らない、あるいは根管が複雑すぎて通常の治療ではアプローチできない場合、外科的歯内療法(歯根端切除術)や意図的再植が選択肢になります。
外科的歯内療法は、歯ぐきを切って歯根の先端に直接アクセスし、感染した部分を取り除いて先端を切除・封鎖する方法です。一方、意図的再植は、一度歯を抜いて口の外で根の先の病変を処置し、その歯を再び元の位置に戻す治療です。どちらも高度な技術を要するため、対応できる医院は限られますが、「通常の根管治療では無理」と言われた歯を救う最後の砦になることがあります。
実際に、日本各地の保存治療に力を入れる歯科医院では、「抜歯と診断されたが外科的歯内療法で10年以上機能しているケース」や、「意図的再植後5年以上経過しても問題なく噛めているケース」などが報告されています。もちろんすべての症例に適応できるわけではありませんが、こうしたオプションがあること自体を知らないまま抜歯を選んでしまうのは、非常にもったいないと言えます。
一般的には、根管治療を2回以上行っても根尖病変が消えない歯や、根管内に除去できない器具の破折片が残っているケースなどで検討されます。また、根の先端部だけに限局した病変で、歯周病など他の要因で骨が大きく失われていないことも重要です。CT撮影で三次元的に状態を確認したうえで、成功の見込みを判断します。
歯周病が原因で抜歯を勧められた場合、どの程度まで骨が失われているかが大きな判断材料になります。骨の喪失が歯の根の長さの半分以内にとどまっているケースでは、歯周基本治療(プラークコントロール・歯石除去)と生活習慣の改善で、歯を長期的に残せる可能性があります。
一方、歯根破折の場合、特に縦方向の割れが歯根の深い位置まで達していると、細菌が歯の周囲組織に入り込みやすく、保存が難しいことが多くなります。ただし、破折線がごく浅い場合や、歯の一部だけの破折で済んでいるケースでは、破折した部分の切除・再接着・矯正的挺出などの手法で機能を回復できることも報告されています。
重要なのは、「歯周病だから」「割れているから」というラベルだけではなく、CTやマイクロスコープで実際の骨の状態・破折の範囲を確認し、その上でどれだけの期間・どのくらいのリスクで残せるかを説明してもらうことです。そのうえで、「数年持てば十分と考えるのか」「10年以上の予後を期待したいのか」といった自分の希望も踏まえて判断するのが現実的です。
ウェルネスデンタルクリニックでは、エアフローとGBT(ガイド付きバイオフィルム療法)を用いた低侵襲なクリーニングで、痛みを抑えながら歯周病治療と予防を行っています。これは、「治療で炎症を落ち着かせ、その後は快適なメンテナンスで維持する」という流れを重視しているからです。「いま抜歯と言われた歯」だけでなく、残る歯を守るためにも、こうした予防システムを早めに取り入れることが重要になります。
セカンドオピニオン先を選ぶときは、単に「家から近い」「口コミが多い」といった要素だけで決めてしまうと、本来欲しかった情報が得られないことがあります。大切なのは、その医院が「歯を残す治療」にどれだけ本気で取り組んでいるかです。
具体的には、次のチェックポイントを確認してみてください。①根管治療や歯周病など保存治療の専門ページがあるか、②ラバーダム・マイクロスコープ・CTなど設備について明記されているか、③「抜歯と言われた歯を残した症例」など、具体的なケース紹介があるか、④予防歯科・定期検診を重視しているか、などです。
また、ブログやコラムで「抜歯しかないと言われた方へ」「セカンドオピニオンの考え方」といったテーマを丁寧に解説している医院は、患者さんの不安や疑問に寄り添う姿勢があると判断できます。今回参考資料として挙げた各医院のページも、そうした姿勢がよく表れています。
精密な根管治療や外科的歯内療法は、多くの場合自費診療になります。保険でできる範囲の治療を丁寧に行う医院もありますが、「抜歯と言われた歯をできる限り残したい」という希望が明確な場合は、ある程度自費診療を前提とした医院も候補に入れて検討した方が、選択肢が広がります。費用だけでなく、残せた場合のメリットも含めて比較検討することが大切です。
セカンドオピニオンをスムーズに進めるには、予約前にいくつか確認しておくと安心です。例えば、「他院で抜歯と言われた歯について相談したいのですが、そういったケースに対応していますか?」「ラバーダムやマイクロスコープを使った根管治療を行っていますか?」といった質問です。
また、「まずは相談だけでも良いか」「検査や診断の費用はいくらくらいか」「CT撮影が必要になりそうか」なども事前に聞いておくと、当日の流れや費用感をイメージしやすくなります。ウェルネスデンタルクリニックを含め、多くの医院がLINEやメール、電話での事前相談を受け付けているので、遠慮せずに質問してみましょう。
こうしたやりとりを通じて、スタッフの対応や説明の分かりやすさも垣間見えます。ここで違和感を覚える場合は、他の候補も検討するサインと受け止めて構いません。反対に、丁寧に答えてくれる医院は、診療でも同じように誠実な対応をしてくれる可能性が高いと言えます。
ホームページの情報は重要ですが、すべてではありません。過度にきれいな症例写真や「絶対に抜歯しません」といった極端な表現が目立つ場合は注意が必要です。実際に話してみて、「メリットだけでなくデメリットもきちんと説明してくれるか」「保存が難しい場合はその理由を具体的に話してくれるか」という点を重視すると、より信頼できる医院を見つけやすくなります。
セカンドオピニオン当日には、できるだけ多くの情報を持参することが大切です。最低限、①現在の医院で撮影したレントゲン画像(コピーやデータ)、②治療計画書や見積もり、③服用中の薬や持病の情報などを用意しましょう。可能であれば、経過が分かるカルテのコピーもあると診断の助けになります。
質問リストは、「状態」「選択肢」「予後・費用」の3カテゴリで整理するとスムーズです。例えば、「この歯はどのくらいの確率で残せますか?」「根管治療・外科的歯内療法・抜歯+インプラントそれぞれのメリット・デメリットは?」「それぞれの費用と通院回数、想定される持ちの期間は?」といった具合です。
また、「もしあなたの家族だったらどの治療を勧めますか?」という質問も有効です。この問いに対して、具体的な理由とともに率直に答えてくれる医師は、患者さんの立場に立った提案ができる可能性が高いと言えるでしょう。
一度に多くの情報を聞くと、帰宅後に内容を思い出せないことがよくあります。可能であれば、メモ帳を持参し、医師の説明をその場で書き留めましょう。医院によっては、許可を得たうえでスマートフォンで録音させてもらえることもあります。後から家族と一緒に聞き直し、冷静に検討する材料として活用できます。
いま「抜歯と言われた歯」をどうするかは非常に重要ですが、それと同じくらい大切なのが、これ以上同じ状況を繰り返さないという視点です。むし歯や歯周病の多くは、スウェーデン式予防歯科が示すように、食べ方・プラークコントロール・フッ素応用・定期検診の4本柱で高い確率で防ぐことができます。
前田氏のデータによると、スウェーデン人は日本人の約2倍の砂糖を摂取しているにもかかわらず、むし歯罹患率は日本の半分以下です。その理由は、「甘いものをやめたから」ではなく、「1日4回以内の飲食」「フッ素1500ppm歯磨き粉の2分間ブラッシング」「歯科医院での高濃度フッ素塗布と定期検診」といった科学的予防を徹底しているからです。
ウェルネスデンタルクリニックも、こうしたスウェーデン式予防歯科をベースに、エアフローやGBTを取り入れたメンテナンスを提供しています。一度大きなトラブルを経験した方ほど、予防への投資が将来的な医療費とストレスを大きく減らす可能性があります。
①飲食は1日4回(3食+間食1回)までにし、ダラダラ食べを避ける。②フッ素濃度1500ppm前後の歯磨き粉を2センチ出し、2分間磨いてから水は少量で1回だけゆすぐ。③毎日1回はフロスを使い、歯の間のプラークを物理的に除去する。この3つだけでも、むし歯・歯周病のリスクは大きく下げられます。
どれだけ丁寧に磨いても、自宅ケアだけでプラークや歯石を完全にコントロールすることはできません。だからこそ、3〜6か月ごとの定期検診とクリーニングが重要になります。スウェーデンでは20歳まで歯科医療がほぼ無料で、定期検診受診率はほぼ100%とされていますが、それが高い残存歯数と全身の健康につながっています。
ウェルネスデンタルクリニックでは、歯科衛生士がGBTプロトコルに沿って、プラークの染め出し→セルフケアの指導→エアフローによるクリーニング→歯石除去→フッ素塗布まで、一連の流れでメンテナンスを行っています。このように手順がシステム化されたケアは、「今日はどこまでやるのか」が曖昧にならず、再発リスクを安定して下げることができます。
また、定期検診は「治療の早期発見」の場でもあります。もし新たなむし歯や歯周病の悪化が見つかっても、初期段階であれば削らずにフッ素やアイコンなどで管理できる場合もあり、結果的に抜歯リスクを下げることにつながります。
多くの方が「今回の治療が終われば、しばらく歯医者に行かなくていい」と考えがちですが、実はそこがスタートラインです。根管治療や歯周病治療で整えた状態は、プラークが再び溜まればすぐに後戻りしてしまいます。治療後こそ、定期検診とセルフケアの質を上げることで、せっかく残した歯を長く守ることができます。
抜歯の提案を受けて強い不安を感じた経験は、多くの方にとってトラウマになりがちです。その後、「また同じことを言われるのでは」と思うあまり通院が遠のいてしまうと、結果的にトラブルの発見が遅れ、抜歯リスクがさらに高まってしまいます。
この悪循環を断つためには、「何かあっても相談できる」と思えるかかりつけ歯科を持つことが大切です。予防歯科やセカンドオピニオンに力を入れている医院は、治療だけでなく「不安の相談窓口」としても機能してくれます。些細な違和感の段階でメッセージを送ったり、写真を送ってアドバイスをもらえるだけでも、心理的なハードルは大きく下がります。
ウェルネスデンタルクリニックをはじめ、多くの医院がLINEやオンラインフォームでの相談を受け付けています。「歯医者は怖い場所」から「健康を一緒に守るパートナー」へとイメージを変えられると、定期検診や予防ケアも続けやすくなり、結果的に抜歯を避ける力が高まります。
ホームページや案内資料で「相談だけでもお気軽に」「セカンドオピニオンだけの受診も歓迎」と明記している医院は、治療以外のコミュニケーションも重視している傾向があります。そうした医院をかかりつけとして選ぶことで、「少し気になる」段階で気軽に声をかけられ、結果として大きなトラブルを未然に防ぎやすくなります。
「抜歯 と言われた セカンドオピニオン」という検索に込められた不安は、とてもよく理解できます。抜歯の診断は、歯の状態だけでなく、設備や治療方針によって変わりうる判断です。精密根管治療や外科的歯内療法などの選択肢をきちんと検討すれば、残せる歯も少なくありません。一方で、本当に抜歯が妥当なケースもあり得ます。その違いを見極めるためにこそ、信頼できるセカンドオピニオンが役立ちます。
いま抜歯を勧められて戸惑っているなら、今日できる一歩として「その場で決めない」と決め、説明資料を受け取りましょう。そのうえで、根管治療や予防歯科に力を入れている歯科医院をリストアップし、セカンドオピニオンの予約を取ってみてください。あなたの歯と健康寿命を守るために、判断を先延ばしにするのではなく、「情報を増やしてから決める」行動へと、今すぐ舵を切りましょう。
統計は歯の状態や医院によって異なりますが、根管治療専門医や保存治療に力を入れている医院では、「他院で抜歯と言われた歯」のうち一定数を保存できていることが症例として示されています。特に、虫歯や根尖性歯周炎が原因の場合、ラバーダム・マイクロスコープを用いた精密根管治療や外科的歯内療法によって、数年〜10年以上機能させられるケースもあります。一方で、歯根破折や重度の歯周病など本当に保存が難しい症例もあるため、「どのくらいの確率でどのくらい持ちそうか」を個別に説明してもらうことが重要です。
理想を言えば、正直に伝えたうえでレントゲンや紹介状を用意してもらうのがベストです。多くの歯科医は、患者さんが大きな決断を前に他の専門家の意見を聞くことを理解しており、むしろ適切な専門医を紹介してくれることもあります。もしどうしても言い出しづらい場合は、まずはレントゲンのコピーだけでもお願いしておき、セカンドオピニオンの結果が出てから改めて相談する方法もあります。
一般的な歯科受診は健康保険の対象ですが、「相談のみ」を自費扱いとしている医院もあります。また、CT撮影や精密検査、根管治療の診断などは自費になることが多く、費用は医院によって大きく異なります。事前に電話やメールで「相談と検査でどのくらいかかりそうか」を確認しておくと安心です。インプラントなどの大きな治療に比べれば、セカンドオピニオンの費用は将来の後悔を減らす「情報への投資」と考える価値があります。
再根管治療を繰り返している歯は、確かに難易度が高くなります。ただし、これまでの治療でラバーダムやマイクロスコープが使われていなかった場合、精密根管治療に切り替えることで状況が改善するケースもあります。また、再根管治療で改善が難しい場合に外科的歯内療法や意図的再植が検討されることもあります。ただし、歯根破折や大きな骨吸収がある場合は保存が難しいため、CTで状態を確認したうえで成功率やリスクを具体的に説明してもらうことが重要です。
抜歯後の選択肢は主にインプラント・ブリッジ・入れ歯の3つです。インプラントは自立した人工歯根で噛み心地に優れますが、外科手術や費用、インプラント周囲炎のリスクがあります。ブリッジは隣の歯を削る必要がありますが、外科手術は不要です。入れ歯は負担が少ない反面、違和感や噛む力の低下が出やすい傾向があります。どれがベストかは、口全体の状態・年齢・持病・ライフスタイル・予算などで変わるため、「1本の歯」だけでなく口腔全体の設計を含めて相談することが大切です。
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